人生って なんてね。

私が見て、感じた――このセカイ

世界は日々、進化している――

あなたが死んでも 世界は変わらず

私が死んでも 同じこと

 

悲しい想いは廻るばかりで 時は後には戻らずと

百も承知で 何を思おふ

 

時が経てば 世界は変わるし

大人になれば 子供でなくなる

 

消えるものあり 授かるものある

 

されど人は傲慢で

生きるためには 都合がよく

消えたものの思いなど

明日が来るたび 薄れてゆく

 

それでも 時々ふと思う

何が消えても 世界は回り

日々訪れる 陽の輝きに

何も出来ないこの無力さを

儚くて呆気ない、本当。

昨日の朝ね、お家に電話がかかって来て。9時頃だったかなあ

誰かの訃報を知らせる、そんな、電話だったみたい。

その日は久しぶりの雨の日だったんだ。

 

でも私、誰がなくなったのか、どうして亡くなったのか

その時まだ分らなくて――

 

その日の夜ね、フェイスブックで気になる投稿を見てね

一人の男の子がある女の子に、懺悔のような文章を書いていたんだ。

 

"彼女は、僕が初めて本当に大嫌いになった人だった――彼女は意地が悪く、利己的でナルシスト、だから僕の目には全く良いようには見えなかった。僕は、彼女が僕の親友を騙したことも、それで僕がひどく彼女をいじめたことも、絶対に忘れない。時々彼女が、仲良くなろうと思ってか僕に近づいてきた時も、僕は無視し続けたし、彼女のことを性格悪い、売春婦、糞ったれ、なんて呼んでいた。でも数ヶ月前、どうして僕が彼女のことが大嫌いなのか、説明して、今までの事を謝ろうとした――だけど臆病な僕は、彼女と面と向かうのが怖くて堪らなくて、今まで何も言うことができなかった。そして僕は今更、彼女へした仕打ち、扱いを後悔し、同時に自分の未熟さに憤りを感じた。今更遅い、ってことは分っています。だけど―――

本当に、本当に、今までごめんなさい"

私は、その彼女とは顔見知りだけの関係だったので、彼女のことは

ほとんど知らないのと同然だった。

今謝っているということは、急に引越しでもすることになったのかな

なんて、少し奇妙に思いながら床に就いた。

 

そして今日の朝、亡くなったのはその彼女だと、知った。

 

急性アルコール中毒だったそうだ。

昨晩、彼女の家で彼女と4人の友達とで飲んでいたはずが、朝には

彼女は冷たくなっていたそうだ。それに気がついたのは朝だというが

彼女が亡くなったとされるのは、午前2時の深夜だそうだ。

 

こんなことってあるのかな

こんな呆気ない死に方なんて

こんな中身も何もない死に方なんて

信じれるわけがない。

 

さっきまで一緒に飲んで、騒いで、笑っていた友達が

朝になったら、もうこの世にはいない

なにそれ。意味わかんないよ

 

こんなん、悔やんでも悔やみきれるわけないよ

 

懺悔した彼だってさ、まるで自分がこれから罪悪感を抱かないよう

結局は彼のエゴのために彼女に送ったようにしか

私には見えないよ、どうしても。

 

人ってさ、いつも浅はかだよね。

何も考えず、相手に向けて放った言葉は

知らず知らず心の壁を傷つけて

何も考えず感じられず、自分の事ばかりで

相手はいつの間にか離れて行く ってね。

 

どうか、"そうなる"前に気づいて下さい。

そうなってから後悔したって、成長したって、

こんな気持ち、消えるわけないよ。そうでしょ?

 

気づいて下さい。"また明日"と言える幸福を

 

一日一日、魂を削りながら生きたいと強い意志を持つ者も

また明日ね、と当たり前のように言うその言葉の持ち主でさえも

明日が保障されてるわけじゃない。そうでしょ。

だから腑とした時にはもう既に――なんてね。

 

だから

私はみんなに、みんなの事を思いやりながら毎日を

全力で生きて欲しいなと思っています。